「給料がなかなか上がらないから、投資をしてみたいけれど大丈夫かな?」と心配している会社員の方は多いかもしれません。
一生懸命働いてもなかなか給料が増えないと、モチベーションも下がってしまいますよね。
そこでこちらの記事では、会社員が収入を上げるための投資について、詳しく紹介していきます。
会社員をしながらできる投資方法が知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
会社員で投資をしても大丈夫?
会社員をしながら投資をしようか悩んでいる人は、本当に投資をしても大丈夫なのか、心配している人も多いかもしれません。
結論から申し上げると、会社員が投資を行っても大丈夫です。むしろ、会社に勤めながら投資も行って、給料以外で資産形成を行うのはとても大切です。
以下に、詳しく解説していきます。
会社員も投資をするべき
会社員をしながら、少しでも収入を増やしたり、将来の資産を形成したいと考えていたりするなら、株式投資などの資産運用をするのをおすすめします。
投資にはリスクがあるから手を出すのが心配だ、と考えている人もいるかもしれませんが、自分の許容範囲内でリスクを取るのも収入を増やす上で必要と言えます。
また、投資信託や高配当株を長期的に保有する手法なら、大きな失敗はしづらいと考えられているので、比較的安全に投資を行えるでしょう。
それでは、なぜ会社員が収入を増やしたいなら投資をするべきなのか、ということは次の見出しで説明します。
給料アップよりも株価の成長の方が爆発的に大きい
会社員が収入を増やすには、昇進したり残業したりして給料を増やす必要がありますが、それよりも株を保有して成長するまで持ち続ける方が大きく増やせる可能性が高いです。
例えば、1株1万円で購入した株が、10年後に20%の成長をしていたとしましょう。
1株が1万2千円になっているので、100株持っていたら100万円が120万円になります。1000株だったら1000万円が1200万円にまで成長します。
これに対して、厚生労働省の平均賃金の調査によると、2001年から2021年の平均賃金の推移として、男性はむしろ減少しているほどです。女性は増加していますが、1,600円というわずかな上昇となっています。
参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2021/dl/01.pdf
これらから、給料アップを待つよりも、余剰資金を株式投資に回す方が、資産運用が効率的に進められることがわかるでしょう。
会社員におすすめな投資方法3選
それでは、会社員におすすめの株式投資の方法を3つ紹介します。
どれも長期投資で比較的安全に投資できる方法です。
つみたてNISA
つみたてNISAは、少額から積立投資が始められて、投資で出た利益が非課税になる初心者にも優しい制度です。
定期的に積み立てて長期的に投資をすることで、市場の株価変動などに左右されづらく、長い目で見て資産形成ができます。
つみたてNISAでは、厳選された優良ファンドから銘柄を選んで購入することになりますが、中でも米国株式や全世界株式の投資信託に人気があります。
以下の記事では、つみたてNISAの米国株式や全世界株式について詳しく解説しているので、ご覧ください。
投資信託
投資信託とは、運用のプロに資金を渡して投資をしてもらうことができる商品です。
投資家から集めたお金をまとめて、プロの手で運用してもらい、運用益や分配金が支払われます。
自分で値動きを確認する必要がないため、優良ファンドを選んでおけば、長期的に保有するだけで資産形成ができるのが魅力です。
投資信託は、日本株をまとめたものや米国株をまとめたもの、世界中の株をまとめたものなどさまざまあります。
以下の記事では、投資信託の新興国株を買うべきかどうかを解説しています。
https://fast-blue.com/investment-trusts-for-emerging-market-stocks/
高配当株投資
株式投資は、株の売買差益で儲けを出す方法以外に、配当金で収入を増やす方法もあり、高配当株はその配当金がたくさんもらえる株のことです。
高配当株を長期間保有しておけば、定期的に配当金を得ることができるのが魅力です。
つみたてNISAや投資信託は、未来の資産を増やす投資方法ですが、高配当株は現在の収入を安定的に増やす投資方法といえます。
もし興味がある人は、以下の記事で日本株と米国株の高配当株についてまとめているので、ご覧ください。
会社員が株式に投資する魅力3選
ここからは、会社員が株式に投資する魅力を3つ紹介します。
主に、長期投資についてのメリットを解説していきます。
長期投資による複利効果が期待できる
株を長期的に保有し、利益も投資に回していくことで、複利の効果が期待できるのがメリットです。
複利とは、利益にもさらに利子がつき、雪だるま式に利益を増やせることです。
例えば、元本が100万円で年利が2%だとすると、1年後には元本に2%の利息である2万円が加算され、元本が102万円となります。
さらに2年目には、102万円に2%の利息がつくため、利息は20,400円となり、元利合計は104万400円まで増えます。
このように、長期投資をすれは複利によってどんどん利子がプラスされ、効率的に資産を増やす効果が高まっていくのです。
長期投資なら頻繁にメンテナンスする必要がない
長期投資なら、都度状況を確認したり、保有状況を変更したりする必要がないので、忙しい会社員でも取り組みやすいのが魅力です。
つみたてNISAなどで長期保有していて、利益が出ていてもそのまま持ち続けることで、収益が安定しやすくなります。
反対に、短期間で売買を繰り返してしまうと、その年の出来事による株価変動を受けて収益が安定しにくいです。
また、売買を繰り返すことで手数料などのコストがかかるのもデメリットなので、長期投資で手をかけずに持ち続けるのが良いでしょう。
分散投資でリスクコントロールができる
会社員がつみたてNISAや投資信託、高配当株などに分散投資することで、リスクも分散させることができるのがメリットです。
もし1つ失敗しても、他が成功していることで、カバーすることができます。
また、資産形成のためには、収入を得る方法や資産を守る方法を分散させておくことが、リスク分散になります。
会社員としての収入や株式投資など収入を得られるポイントを複数持ち、貯蓄や債券投資など元本が保証された方法で資産を守ることで、資産形成のリスクコントロールができるのでおすすめです。
会社員が株式に投資する2つのリスク
ここまでは、会社員が投資をする魅力を紹介しましたが、もちろんリスクもあることは覚えておきましょう。
詳しく解説します。
投資で得た利益に税金がかかることも
会社員が投資をして利益を得た場合、税金がかかるということを覚えておきましょう。
利益が年間20万円以下の場合は非課税となりますし、NISA口座を使っていれば非課税です。
また、NISA口座以外で年間20万を超える利益が出たとしても、源泉徴収ありの口座を選んでおけば確定申告不要となります。
日中忙しい会社員は短期投資(デイトレ)は不向き
ここまで、基本的には長期投資を紹介したのは、会社員には短期投資が不向きだからです。
短期投資、いわゆるデイトレは、基本的に常にレーダーに張り付いて値動きを確認し続ける必要があります。
それで、値段が下がった時に買って上がった時に売る、を繰り返します。
本業がある会社員には向いていない投資方法だと言えるので、もし始めるなら長期投資を選択肢にするといいでしょう。
自分の状況をしっかりと把握しながら、進めていきましょう。
まとめ
こちらの記事では、会社員は投資を始めるべきかということや、会社員におすすめの投資方法や投資の魅力、投資をするリスクについて解説しました。長期投資をすればリスクは低いとはいえ、投資は元本保証されているものではありません。元本割れのリスクがあることは、常に頭に置いておきましょう。
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