「短期でトレードしてみたいけれど、どの投資商品を選べばいいかわからない」「短期トレードに興味があるけれど、失敗しそうで怖い」などといった悩みはありませんか?
長期投資に比べて、1日という短期間で取引を完結するデイトレードは、難易度が高いイメージがある人も多いでしょう。
そこでこちらの記事では、短期トレードに興味がある人に向けて、株やFXなどのおすすめ商品を紹介し、メリット・デメリットなど気になるポイントを解説します。
短期トレードで利益を出してみたい、と考えている人はぜひ最後までご覧ください。
短期でトレードするのおすすめな商品3選
はじめに、短期でトレードするのに適しているおすすめの投資商品を3つ紹介します。
短期でトレードする投資をしてみたいけれど、何に投資すればいいのかわからないという人や、どのような商品があるのか知りたいという人は、確認してみてください。
個別株
1つ目は、各企業の株式を売買する個別株投資です。
個別株への投資は、配当金が多くもらえる株を買い、長期的に保有して利益を得る長期投資もありますが、1日で取引を完結させるデイトレで利益を得る方法もあります。
たくさん銘柄があり選ぶ幅が広いため、投資するタイミングによって、その時に一番いい企業や銘柄を選択することができるのがメリットです。
株式市場が開いている間しか取引ができないので、平日の昼間にトレードできる人が向いています。
株価指数
個別株は企業ごとの株を買う方法ですが、市場全体の株価指数で取引をする方法もあります。
詳しくお伝えすると、日経平均株価などの指数に連動した運用成果を目指しているETF(上場投資信託)や、証券会社に少額の証拠金を預けて、上場株式や世界の株価指数の差額を取引するCFD(差額決済取引)などです。
株価指数に投資する方法は、個別株に比べると値動きの幅が少ないため、大きなリスクになりにくいとも言われています。
FX
最後は、FX(外国為替証拠金取引)です。FXは、2つの通貨の価格差を利用して取引を行う投資方法です。
例えば、米ドル1ドルあたり日本円が100円のときに、10,000円を100ドルに換金したとします。為替の値動きで、米ドル1ドルあたり110円になったタイミングで、100ドルを日本円に換金したら、11,000円になりました。
このように、別の通貨の価格差で利益をあげていくのが、FXの特徴です。世界中の外国為替市場で取引が行われているので、平日24時間いつでも取引できるのが魅力です。
FXについては、高いリターンを得られる可能性がある一方で、リスクを負うことも考えられる投資方法なので、しっかりと学んでから投資する必要があります。
FXについて学びたいなら、FX特化メディア DAILYFXで投資手法や知識を得るのもおすすめです。気になる人はチェックしてみましょう。
短期でトレードすることで得られるメリット
短期でトレードするのに向いている商品を知っていただいたところで、これらに投資することで得られるメリットについて、具体的に紹介します。
長期投資では得られない特徴ですので、どのような魅力があるのかチェックしてみましょう。
少額投資で大きい利益が得られる可能性がある
短期でトレードをする際、少額で投資することができ、そこから大きな利益を得られる可能性があるのがメリットの1つです。
大きな利益が得られるかもしれない理由は、レバレッジをかけられることにあります。
レバレッジとは、証券会社やFX会社などの金融機関から借り入れた資金を元手として、より大きな金額の投資を行うことができる仕組みです。
例えば、1万円の元手で100倍のレバレッジをかければ、100万円分投資することができるということです。
高いレバレッジをかけた投資は大きなリターンが狙える一方で、高いリスクも負うことになるので、その点はしっかり覚えておきましょう。
短期間で利益を出しやすい
長期投資の場合、利益をすぐに出すのは難しく、未来の利益に投資するイメージですが、短期トレードならその日のうちに利益が発生するのがメリットです。
毎日コツコツと、利益を増やしていくため、投資をして利益を出して資産を増やしている実感がわきやすいのがポイントだと言えます。
とはいえ、当然毎日利益が出るわけではなく、損失が出る日もあることは理解しておくのが大切です。
日中の取引で完結するため夜間の暴落リスクがない
デイトレードの場合、日ごとに決済して取引を完結させるので、ポジションを翌日に持ち越しません。
それにより、寝ている間に暴落していて、起きたら大きな損失が出ていたという心配がないのがメリットです。
ただ、反対に夜間に利益が増える出来事があったとしても、利益を得ることができないことは覚えておいてください。
短期でトレードすることのデメリット
短期トレードには多くの魅力があることを解説しましたが、反対にデメリットとなるポイントもあります。
きちんとリスクを理解してから、慎重に始めるようにしましょう。
手数料がかさみやすい
頻繁に売買を繰り返すことになる短期トレードは、証券会社に手数料を多く支払うことになるのがデメリットです。
1回の手数料は少額に見えても、積み重なると大きな金額になっていくので、注意しておく必要があります。
少額を頻繁に取引するなら、決められた期間の取引を定額の手数料で行えるプランを選ぶなど、自分の取引手法に合わせて選ぶのがおすすめです。
気持ちが休まらない
持っておくだけで投資ができる長期投資に比べて、常に市場の値動きを見ておかなければいけないので、気持ちが休まらないのもデメリットだといえます。
また、売るべきか買うべきかを瞬時に判断したり、常に値動きに集中したりする必要があるので、ストレスに感じることも多いかもしれません。
市場が閉まったらトレードのことは忘れる、利益が出ても損が出ても気持ちを持っていかれすぎない、などルール決めをしておくのが大切です。
保有していたら利益が出ている長期投資と比較して、短期投資は自分との戦いです。強いメンタルを持ち、さまざまな局面に耐えられるかどうかが、成功の鍵となります。
売買するタイミングを判断しなくてはならない
短期トレードの場合、自分で売買のタイミングを見計らって判断する難しさがあります。
長期投資の場合は、いつ購入しても長く持てば持つほど損が出にくいと考えられています。
それに対して、短期でのトレードは、1日の中でいつが値下がりしていて、いつが一番利益が出るタイミングかというのを自分で見極めるのが大切です。
何度もトレードをすることが、この見極め力を高める秘訣なので、失敗しても痛くない金額からたくさん経験するのが重要です。
失敗なく短期トレードをするコツを紹介
それでは最後に、失敗せずに短期トレードをするためのコツを紹介します。
短期トレードをすると、失敗して大損してしまうのでは?と心配しているかもしれませんが、コツを守って注意すれば大きな失敗にはなりません。
1つずつ確認していきましょう。
いきなり大金を投資に使わない
短期トレードの経験を積んでいきたいなら、はじめは少額からスモールスタートするのがおすすめです。
いきなり大きな資金をかけて、失敗したら取り返しがつきませんし、続けたい気持ちもなくなってしまうでしょう。
少しずつ練習して、コツを掴みながら徐々に投資資金を追加していきましょう。
損切りタイミングのルールを決めておく
短期トレードでは、損切りをするのがとても重要です。
損切りとは、投資している対象に損失が出ている時に、さらに損失が膨らむ前に損を確定させることを指します。
初心者にとって損を受け入れるのはとても難しいことですが、上級者でも損切りしながらデイトレードを行っています。
損切りタイミングを「ここまで下がったら売る」と決めておくことで、淡々と損を受け入れられるのでおすすめです。
納得できる銘柄に投資し、大きな利益を求めすぎない
投資したい銘柄がないのに無理に投資するのも、よくありません。
利益が出そうな銘柄が見つからない場合は、無理せずトレードを休むというのも大切なポイントです。
また、利益が出ているときに、さらに欲張って待ちすぎないのも重要です。
短期トレードは、少しずつ利益を積み重ねるのが大切なので、大きな利益を求めすぎずにそんきりと同じく利益確定もルールを決めておくといいでしょう。
まとめ
こちらの記事では、短期でトレードするのにおすすめの商品や、短期トレードのメリット・デメリット、失敗せずに短期トレードを進めるコツを紹介しました。